《EVER-COLORS》 は、拡散反射率測定用標準物質として開発されました。その恒常性を持つ
信頼性と、測定の再現性は高く評価されています。

市村克彦・岡崎信雄*らは、「Included Specular Component Geometry」に於ける測定で、
EVER-WHITE (No.9582) が非常に高い反射率を示し、延べ80時間に及ぶ炭素弧光(135V6A)
の放射紫外線曝射後にも「すべての波長で全く(反射率に)変化はなく、非常に光学的に安定
である。」と報告しています。


反射率に高い安定性を持つ EVER-WHITE、EVER-BLACK 及び EVER-GRAY などは、分光
光度計や測色計のみならず色度測定にも基本的な必需材料であります。


上記の非色系の他に EVER-BLUE(No.3869)、EVER-GREEN(No.4808)、EVER-YELLOW
(No.7153) 及び EVER-RED(No.1900) など、色彩の非常に鮮明な有色系も"EVERS"から
お求め頂けます。


総ての 《EVER-COLORS》 がもっている安定性と信頼性は、これらが固態をなしているために
因るものです。従ってこれらの表面はいつまでも測定の再現性が得られるように清浄する事が
可能であります。


特に、EVER-WHITE(No.9582) 及び EVER-BLACK(No.0005) は、国際照明学会(C.I.E.)の第2部
会・第13技術委員会により『分光光度計および測色計の性能試験用標準反射物質の調査報告』
(1985)に収録されています。


【参考文献】
* 市村克彦・岡崎信雄:『市販各種標準白色板の光学的特性の比較検討』、日本色彩学会関西支部年会(大阪)に
  於いて発表。昭和56年3月20日。

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