化学的耐久性の試験法
《ASTM C-282-65T : スポットテスト法》
セラミックス表面の耐酸度を判定する試験法で、米国の標準規格に採用されている。 その方法は、100g/g のク工ン酸水溶液を試料上に 2〜3滴落とし、小さな時計皿で蓋をし て、室温(18℃〜22℃)で 15分放置する。その後酸を流水で洗い流し乾燥後侵された度合 いを判定する。 まず、試験面を肉眼で観察して酸による変化が認められない場合がAA級、つぎに肉眼で 侵されたと認められたときには電球のフィラメントの像を試験面に結ばせてこの像がはっ きり見えるときにはA級及びB級、ややぽけて見えるときにC級、まったく像が結ばない ときにはD級とする。他方AA級とA級及びB級を見分けるには、芯の柔らかい鉛筆で試 験面に数本の線を引き、これを乾いた清潔な布でこすって線が消えるとAA級、消えない ときにはさらに水で濡らした布でこすり、消えるとA級、消えないときにB級とする。 以上の関係を表で示すと次表のようになる。 |
試験結果の判別法